
「包茎手術を受けて後悔した」といったネットでの口コミや体験談を見て、不安な気持ちを抱えている方も多いのではないでしょうか。
包茎手術には衛生面の向上や見た目・性機能の改善など、多くのメリットがあります。一方で、仕上がりがイメージと違ったなどと後悔してしまうケースも少なくありません。
本記事では、後悔してしまうよくある理由や、事前に知っておくべき注意点について詳しく解説します。
これから包茎手術を検討している方や、不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
包茎手術で後悔する人は本当に多い?まずは実態を知ろう
包茎手術を検討している方にとって「後悔しないための準備」は欠かせません。
実際、術後に不満や不安を感じている人は少なくなく、約4割が何らかの後悔をしているというデータがあります。
独立行政法人・国民生活センターが行った調査「美容医療サービスにみる包茎手術の問題点」によると、術後に「不具合や不安があった」と答えた人が全体の約42%にのぼりました。
特に多く挙げられているのが「排尿障害」や「傷跡が目立つ」など、術後の身体的な違和感や見た目に関する悩みです。
包茎手術は見た目の仕上がりや満足感を求める方も多く、後悔しないためには正しい情報を集め、信頼できるクリニックを見極めることが大切です。納得できるまで情報収集を行い、自分にあった選択をしましょう。
包茎手術で後悔した7つの主な理由
実際に手術を受けた人の中には「思っていた仕上がりと違う…」と後悔する人も少なくありません。後悔しないためには、起こりうるリスクやトラブルをあらかじめ把握しておくことが大切です。
包茎手術で多くの人が後悔した主な理由は以下の7つです。
- 1.手術痕が目立つ
- 2.術後も痛みや出血が続く
- 3.高額な手術費用がかかった
- 4.勃起時に皮膚がつっぱる
- 5.ペニスが変形した
- 6.感度が低下した
- 7.ツートンカラーになった
こうしたトラブルがなぜ起きるのかを、具体的に解説していきます。
手術痕が目立つ
包茎手術後に多く見られる後悔の1つが、手術痕が目立つというケースです。縫い目に凹凸ができ、酷い場合はケロイド状になることもあります。
特に「亀頭直下法」や「陰茎根部切開法」などの術式は、体質や術後の経過によってはケロイドのリスクが高くなる傾向があります。傷が残りやすい体質の方は、より慎重な術式の選択が重要です。
ただし、傷跡をできる限り目立たなくするための術式は確立されています。
「どのような仕上がりになるか」「傷跡はどこに残るのか」といった点を、事前に医師へ確認しておくと安心です。
術後も痛みや出血が続く
包茎手術の直後は軽度の痛みや出血が見られますが、通常であれば術後3日程度で落ち着き、少しずつ回復に向かいます。
それ以上に症状が長引いたり、痛みや出血が強くなったりする場合は注意が必要です。例えば、縫合部分が開いている、または細菌感染を起こしている可能性があります。このような異変を感じた場合は自己判断せず、すぐにクリニックへ相談することが大切です。
高額な手術費用がかかった
包茎手術に関するトラブルで多いのが「予想外に高額な費用を請求された」というケースです。
基本料金の他に高額なオプションを勧められることや、自由診療で料金体系が不透明なまま進んでしまうことが主な原因です。特にカウンセリングの段階で、十分な説明がないまま契約を急かされるような場合は注意しましょう。
費用に関して不安や疑問がある場合は、カウンセリングでしっかりと確認し、納得した上で手術に臨むことが大切です。
勃起時に皮膚がつっぱる
包茎手術後、勃起時に皮膚が引っ張られるような痛みや違和感を覚えるケースがあります。包皮を切除し過ぎた結果、勃起時に皮膚の余裕がなくなってしまうことが原因です。
一方で、包皮を残し過ぎると亀頭が十分に露出せず、見た目や衛生面での問題が解消されない可能性もあります。このように、切除の度合いには繊細なバランスが必要とされるため、患者の状態にあった適切な処置を提案できる医師の経験と技術が不可欠です。
ペニスが変形した
稀なケースではありますが、術後にペニスが不自然な形に変形してしまうことがあります。特に多いのが「ペリカン変形」や「提灯変形」と呼ばれる症状です。
名称 | 状態 | 原因 |
---|---|---|
ペリカン変形 | ペニスの先端がペリカンのくちばしのように膨らむ | ・切除不足 ・縫合のズレ など |
提灯変形 | 亀頭部分が締めつけられ、先端だけが不自然に膨れる | ・包皮の切除が不十分 ・伸縮性のない部位が残る など |
これらの変形は自然には治ることはなく、再手術が必要になる可能性があります。ただし、術後の腫れにより、一時的に提灯変形のような状態になることもあります。慌てず医師の指示に従い、慎重に経過観察することが大切です。
感度が低下した
「以前よりも感度が低下した」と感じるケースもあります。
主な原因として上げられるのは、性感に関与する包皮小帯(裏筋)の切除です。特に「亀頭直下法」などの術式では、包皮小帯の近くまでメスを入れるため、医師の技術や配慮が不足していると、包皮小帯が損傷・切除されるリスクが高くなります。
感度の低下は、性行為時の満足度が下がることや、遅漏になる原因になる場合もあります。
ツートンカラーになった
包茎手術後「ペニスの色にムラが出た」「見た目が不自然になった」といったツートンカラーに悩む人も少なくありません。
包皮の内側にあったピンク色の皮膚が露出し、外側の茶色い皮膚との色の差が目立つことで起こります。ただし、執刀する医師の経験・技量と、適切な術式の選択により、目立ちにくくすることは可能です。
気になる方は、カウンセリング時に仕上がりのイメージや色味についても、しっかりと相談しておきましょう。
包茎手術で後悔しやすい人の共通点とは?

包茎手術で後悔してしまう人には、いくつかの共通する特徴があります。
中には「しっかり調べておけばよかった」「焦って決めなければよかった」と後から悔やむ人も少なくありません。
以下のような特徴に当てはまる人は、包茎手術で後悔しやすいです。
- 費用の安さだけでクリニックを選ぶ人
- 口コミや評判を確認しない人
- 医師の経歴や実績を調べない人
- カウンセリングの質を軽視している人
- 術後の仕上がりを医師任せにしている人
包茎手術は、見た目や感度といった繊細な部分に関わる手術です。後悔を防ぐためには、事前の情報収集と冷静な判断が大切です。
後悔を回避するために意識したい7つのチェックポイント
包茎手術は、一度受けてしまうと元に戻すのが難しい手術です。そのため、事前の情報収集やクリニックの選び方には、特に慎重になる必要があります。
ここでは、後悔を回避するために確認しておきたい7つのチェックポイントをご紹介します。
- ☑ 包茎手術のリスクやデメリットも把握しておく
- ☑ 術前に入念なカウンセリングを受ける
- ☑ 術後のケアを正しく行う準備をしておく
- ☑ 実績や信頼性のあるクリニックを選ぶ
- ☑ 保険適用外の自由診療を検討する
- ☑「理想の仕上がり」を具体的にイメージしておく
- ☑ 勢いだけで手術を決めない☑勢いだけで手術を決めない
包茎手術のリスクやデメリットも把握しておく
包茎手術には、見た目や衛生面の改善といったメリットがありますが、デメリットやリスクがゼロではありません。このような情報をよく知らないまま手術を受けてしまうと、後から後悔することになりかねません。
手術のメリットとデメリットをしっかりと理解し、自分にとって納得のいく選択ができるかを見極めましょう。
術前に入念なカウンセリングを受ける
不安や疑問を抱えたまま手術を受けるのは、失敗や後悔のもとになります。術式の違いや回復にかかる期間、仕上がりの見た目、費用の詳細など、遠慮せず質問をしましょう。
納得して手術に臨むためには、この段階で医師との信頼関係を築けるかどうかが大切です。
術後のケアを正しく行う準備をしておく
術後の過ごし方によって、治り具合や見た目の仕上がりに差が出ます。
腫れや痛みへの対応、入浴や性行為の再開時期、清潔の保ち方など、アフターケアに関する知識は欠かせません。
医師の指示に従わないと、感染や傷の悪化といったトラブルの原因になることもあります。
術後に備え、あらかじめ必要な情報を確認しておきましょう。
実績や信頼性のあるクリニックを選ぶ
「どこで手術を受けるか」は、仕上がりや満足度に影響します。
症例数や医師の経歴、口コミ・評価といった情報は、クリニック選びの重要な判断材料です。
広告だけで判断せず、実績に裏付けのあるクリニックかどうかを見極めましょう。複数のクリニックを比較し、実際に足を運んで判断することをおすすめします。
保険適用外の自由診療を検討する
包茎手術には、保険が使える「保険診療」と自己負担で行う「自由診療」があります。
真性包茎やカントン包茎であれば保険診療が可能ですが、見た目の美しさまでは保証されません。
傷跡や色ムラが気になる場合、自由診療の方が希望にあった仕上がりになるケースもあります。自由診療は費用に幅があるため、基本料金だけでなく追加費用やオプションの有無についても事前にしっかりと確認しておきましょう。
「理想の仕上がり」を具体的にイメージしておく
「傷跡をできるだけ目立たせたくない」「皮膚の自然な色味を残したい」など、希望する仕上がりを明確に持っておくことが大切です。具体的なイメージがあることで、医師ともしっかり意思疎通ができ、術後のギャップを減らせます。
「なんとなく」で進めてしまうと、後悔につながる可能性があるため、遠慮せずに希望を伝えましょう。
勢いだけで手術を決めない
「今しか時間がない」「すぐに終わらせたい」といった焦りで手術を決めてしまうのは危険です。
数日じっくり考えるだけでも、自分にとって本当に必要な手術かどうか、そして信頼できるクリニックを選べているかが見えてきます。納得してから手術に踏み切ることが、後悔しないためのポイントです。
包茎手術で後悔しないクリニックの選び方

包茎手術は決して安価な治療ではなく、仕上がりや感覚にも関わる繊細な手術です。だからこそ、信頼できるクリニックを選ぶことが術後の後悔を防ぎます。以下のポイントを参考に、納得のいくクリニックを選びましょう。
- 包茎手術の実績が豊富か
- 料金が明示されているか
- 口コミや評判に信頼できる情報があるか
- カウンセリングが丁寧で質問しやすいか
包茎手術の実績が豊富か
クリニック選びで最初に確認したいのが、手術の実績です。
公式サイトで症例数や医師の経歴、専門分野などをチェックしましょう。特に、包茎手術の経験が豊富な医師が在籍しているかどうかは、仕上がりの満足度に直結します。技術力に加え、配慮が求められる手術だからこそ、経験値は重要な判断材料です。
料金が明示されているか
料金体系が不透明なクリニックには注意が必要です。
一見安く見える基本料金に、カウンセリング時に高額なオプションが加わり、最終的に予算を大きく超えてしまうケースもあります。
「手術に掛かる費用がすべて明示されているか」「オプションや追加費用がかかる可能性があるか」といった点は、事前に確認しておきましょう。
口コミや評判に信頼できる情報があるか
実際に手術を受けた人の口コミや体験談は、クリニックの実態を知る手がかりになります。ポジティブな評価だけでなく、ネガティブな意見にも目を通すことが大切です。
特に、SNSやGoogleマップなど、第三者が自由に書き込める媒体での評価は参考になります。医師の対応や説明の丁寧さ、術後の経過など、リアルな声に目を通して判断しましょう。
カウンセリングが丁寧で質問しやすいか
カウンセリングは、そのクリニックの誠実さを見極める重要な機会です。一方的に話を進め、曖昧な説明しかしない場合は注意が必要です。納得できるまで質問に応えてくれるか、親身に話を聞いてくれるかといった点をチェックしましょう。
信頼関係を築ける医師と出会えるかどうかが、安心して手術を受けるための重要なポイントです。
後悔しないために|事前に考えておくべき「目的」と「仕上がり」
包茎手術は、どの術式にもメリットだけでなく、デメリットやリスクもあります。
「どのような結果を求めて手術を受けるのか」を、あらかじめ自分の中で整理しておくことが大切です。自分が何を一番大切にしたいのかを考え、その希望や不安を医師にしっかり伝えることが、納得のいく仕上がりにつながります。
また、包茎手術は「機能回復」と「美容的な仕上がり」の両立がポイントになります。例えば、ツートンカラーなどの見た目が気になる人もいれば、感度の低下といった機能面に不安を感じる人もいます。
自分が何を優先するのかを明確にし、医師と十分に話し合いながら手術方法を決めましょう。
まとめ
本記事では、包茎手術で後悔しないために押さえておきたいポイントや、クリニック選びの注意点について解説しました。
包茎手術は見た目を整えるだけでなく、性機能や排尿の快適さにも関わる手術です。それゆえに、医師の技術力や症例実績、カウンセリングの丁寧さが重要です。
Y’s CLINIC MENでは泌尿器科専門医が手術を担当し、「性機能」「排尿機能」「見た目の自然さ」すべてに配慮した、安心かつ納得のいく治療をご提供します。さらに、泌尿器科と形成外科の知見を取り入れた、当院独自の術式「Y’s式テーラーメイド環状切除」により一人ひとりの形や希望にあわせた最適な仕上がりを目指します。
包皮や亀頭の形は人によって異なるため、誰にでも同じ方法を当てはめるのではなく、個別にあわせて手術を行うことが、術後の満足度につながると考えています。「手術してよかった」と心から思えるように、不安や疑問に丁寧にお答えします。
まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。