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【医師監修】チントレで勃起力アップ!効果的なやり方と注意点を徹底解説

COLUMN

2025.06.19

【医師監修】チントレで勃起力アップ!効果的なやり方と注意点を徹底解説

EDでお悩みの方で「チントレ」という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、具体的な内容や効果について、よくわかっていない方も多いのではないでしょうか。

本記事ではチントレについて、注意点やNG行為も含めて解説します。チントレはやり方によってはリスクを伴う場合もあります。

ぜひ記事を最後まで読んで、正しい知識をもって試してみてください。

チントレとは?|勃起力との関係と基礎知識

チントレとは、陰茎を大きくするトレーニングのことです。勃起力の向上やED改善にも効果的といわれています。チントレの主な狙いは陰茎への血流の改善です。なぜなら勃起と血流は密接に関わっているからです。

勃起と血流の関係について

勃起するためには、次の3つのステップを踏みます。

1.性的な刺激を脳で感じる
2.その興奮が陰茎に伝わる
3.血液が陰茎に流れ込む

性的な刺激を感じた脳がその興奮を陰茎に伝えると、陰茎の海綿体へ血液が流れ込みます。海綿体が流れ込んだ血液をスポンジのように溜め込むことによって勃起します。

流れ込んでくる血液が少ないと、海綿体は十分に溜め込めず、勃起力低下につながります。もし血流が停滞していると、脳がその興奮を陰茎に伝えても血液を海綿体へ送られなくなってしまうのです。

血流改善が勃起力の向上につながる

滞っていた血流が改善されると、陰茎の海綿体へ存分に血液が流れ込みます。血液の量は、勃起時のサイズや硬さにも影響を与えます。

血液の量が多ければ、その分、スポンジのような海綿体の溜め込む量が増えるため、膨張も大きくなります。したがって、サイズアップや硬さも増し、勃起力の向上につながります。

チントレが必要になる理由|加齢・運動不足・生活習慣の影響

チントレが必要になる理由としては次の3つが挙げられます。

1.加齢
2.運動不足
3.生活習慣の影響

いずれも動脈硬化を引き起こす原因ともなります。

動脈硬化とは、血管の壁の厚みが増して硬くなり、コレステロールが沈着して血液の通り道が狭くなってしまう現象の総称です。動脈硬化により血流が悪くなり、陰茎へ十分な血液が供給されなくなってしまいます。

加齢

年齢とともに血管は老化し、弾力性がなくなって硬くなっていきます。
動脈硬化は老化現象の1つではありますが、進み方に個人差があり、生活習慣の改善で抑えられます。

運動不足

運動不足により、内臓脂肪が増えます。その結果、余分なコレステロールが血管内に残り、動脈硬化を引き起こします。

生活習慣の影響

動脈硬化は生活習慣と密接に関わります。運動不足以外にも、食生活の乱れ、過度な飲酒、喫煙がその要因になります。

効果的なチントレ方法7選|自宅でできる具体的なトレーニング

ここでは、チントレの方法をご紹介します。まずは自宅でもできる7つのトレーニングです。

血流改善は一時的なトレーニングで達成できるものではありません。これらのトレーニングを定期的に長く行うことで効果が表れてくるでしょう。

有酸素運動

有酸素運動は軽~中程度の負荷がかかる運動を、長時間継続して行う運動のことです。ウォーキングやランニング、水泳、サイクリングなどが挙げられます。

有酸素運動を行うことで、血液の循環を促進できます。特に、ランニングや水泳などは全身を使って運動するため、すべての筋肉を鍛えられます。

ただし、サイクリングについては注意が必要です。サドルによる下半身圧迫で、血流障害や神経障害が起こりEDの要因になってしまうかもしれません。1日30分程度であれば問題ありませんが、長時間の自転車乗車は避けるようにしましょう。

スクワット

スクワットは、勃起力向上のために必要な筋肉をすべて鍛えられる効果的なトレーニングです。一度に太もも、お尻などの部位を刺激できるので、時間がない方でも手軽にできるというのもメリットです。

【スクワットの方法】
  • 足を腰幅に開いて、つま先を少し外側に向ける
  • 背筋を伸ばし、息を吸いながらお尻を突き出すようにして、股関節から曲げていく
  • 曲げた膝が90度になるまで3~5秒かけてゆっくりと腰を落とす
  • また3~5秒かけて、今度は息を吐きながらゆっくりと最初の状態に戻る

腰を落とす時に、膝がつま先より前に出ないようにしましょう。10回を1セットとして、1日に3セットを目安に行うと効果的です。

肛門を締めるトレーニング

骨盤底筋は勃起などのコントロールをし、恥骨尾骨筋は陰茎に流れ込んだ血流が流出しないよう血管を締めます。これらの筋肉が衰えると、勃起の維持ができなくなります。

骨盤底筋や恥骨尾骨筋を鍛えるには、肛門を締めるトレーニングが効果的です。場所を問わずできるので、自宅や会社の通勤途中、休憩中などに手軽にトレーニングできます。

また、横になったまま・椅子に座った状態で・立った姿勢でなど、さまざまな姿勢でできるので、思い出したときにいつでもやってみましょう。ここでは立ったままできるトレーニング方法をご紹介します。

【肛門を締めるトレーニング方法】
  • 肛門に力を入れる
  • 肛門をギュッと力を入れて、10秒間締める

開脚ストレッチ

体が硬い方は筋肉自体も硬くなっている場合が多く、血流が悪い状態になりやすいです。陰茎に最も近い関節である股関節が硬い方は、EDになりやすいとされています。

股関節の柔軟性を高めるには開脚ストレッチがよいでしょう。股関節、下半身をしっかり伸ばし、骨盤周辺の筋肉を柔らかくすることができるストレッチです。

【開脚ストレッチの方法】
  • 両足を無理のない程度に広く開く
  • 背中が丸くならないよう注意して、伸ばしている片方のつま先へ、ゆっくりと上半身を倒す
  • 息を止めずに呼吸しながら、その体勢で15秒~30秒間キープ
  • 上半身をゆっくりと起こす
  • 反対も同じように行う

1日3セットを目安に行いましょう。

ケーゲル体操

肛門を締めるトレーニングの他に、もう1つ骨盤底筋を鍛えるトレーニングをご紹介します。EDになる方の多くは、骨盤底筋の収縮力が低いといわれているので、骨盤底筋体操とも呼ばれるケーゲル体操もぜひ試してみてください。

ケーゲル体操は骨盤底筋を効果的に鍛えることができるうえ、簡単です。できるだけ毎日続けましょう。

【ケーゲル体操の方法】
  • 仰向けに寝て軽く膝を立て、肩幅に開く
  • 肛門周辺の筋肉を意識して、5秒間締める
  • 力を抜いて、5秒間脱力する

これを1分間続けます。1日10セットを目安に行ってみてください。

大腿筋のトレーニング

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は、太ももの前側についている大きな筋肉で、大腿二頭筋(だいたいにとうきん)は太ももに裏側についている筋肉を指します。

どちらも下半身の血液を上半身に送り出す働きを持っており、血流を維持するのに重要な筋肉となっています。これらの筋肉を鍛えれば、全身に血流が行きわたるようになり、陰茎への血流の改善も見込めます。

効果的なトレーニングとして、スクワットやヒップリフトが挙げられます。ヒップリフトは、お尻から太ももの筋肉をまんべんなく鍛えられるトレーニングです。

【ヒップリフトの方法】
  • 仰向けに寝て軽く膝を立て、肩幅に開く
  • 肩から膝が一直線になるように、腰をゆっくりと持ち上げる
  • そのまま5秒間キープする
  • ゆっくりと背中から床につける

10回程度を1セットとし、1日3セットを目安に行いましょう。

股関節周りを鍛えるトレーニング

股関節は、座る・立つ・歩く・走るといった基本的な動作に欠かせない重要な関節です。ED改善のためだけではなく、日常生活を支えるためにも、最後にご紹介する合蹠(がっせきの)ポーズで股関節周りを柔らかくしましょう。

【合蹠(がっせき)のポーズの方法】
  • 背筋を伸ばして両膝を曲げ、足裏同士を合わせる
  • 両手で足先をつかみ、その足を身体側に引き寄せる
  • その姿勢のまま、ゆっくりと呼吸を3~5呼吸ほど繰り返す

余裕があれば、両膝をパタパタと上下に動かすとより効果的です。1日3セットを目安に行います。

陰圧式勃起補助具(Vigor)を使ったチントレとは?|医療機関推奨の方法

ここまで自宅でできるトレーニングをご紹介してきましたが、さらに効果を実感したいという方には、「陰圧式勃起補助具」を使ったチントレをおすすめします。陰圧式勃起補助具は、空気圧を利用して陰茎の海綿体の中に血流を流し、勃起を助ける器具です。

陰圧式勃起補助具には、厚生労働省が認可した「Vigor(ビガー)2020」があります。

Vigor2020は日本国内で唯一の管理医療機器で、医師による処方箋が必要です。副作用の報告がほぼなく、治療中の痛みもほぼありません。また使い捨てではなく、自身で所有することになるので日常的に使用できます。

似たような商品も販売されていますが、医療機関からのみ購入しましょう。

チントレの注意点とNG行為|自己流でリスクを高めないために

7つのトレーニング方法と陰圧式勃起補助具についてご紹介しましたが、その他のことを自己流で行うのは大変危険です。

正しい知識がないままチントレを行うと、陰茎のなかで炎症を起こしたり、包皮が伸びて包茎になったりする恐れがあります。自己流ではなく、ED専門の医療機関を受診して、相談することをおすすめします。

専用クリニックで適切な治療を受け、自己流で陥ってしまうリスクを回避しましょう。

ED改善に必要な生活習慣の見直し|食事・睡眠・禁煙・ストレス対策

ED改善に必要な生活習慣の見直し|食事・睡眠・禁煙・ストレス対策

チントレで血流がよくなり勃起改善につながるとはいえ、生活習慣が乱れているとなかなか効果は見られません。チントレと一緒に、次の4項目を参考に生活習慣を見直しましょう。

栄養バランスのよい食生活を心がける

栄養バランスを考えて食事をすることで、男性ホルモンの分泌を活性化させ、血流を促進させることが可能です。

特に、ED改善に効果的とされているのは亜鉛です。亜鉛は、牡蠣・レバー・牛肉などに豊富に含まれています。亜鉛を摂取することで、男性ホルモンの1つであるテストステロンの分泌増加が期待できます。

その他に、ED回復に効果的といわれているのは、スイカやメロンに含まれるシトルリン、青魚に含まれるDHAやEPA、アーモンドやアボカドに含まれるビタミンEです。食事の際には、これらの食材を積極的に取り入れるようにしましょう。

睡眠時間をしっかりと確保する

仕事やプライベートが忙しいと、睡眠をおろそかにしがちです。
しかし、十分な睡眠はEDの改善・予防に効果的です。なぜなら、睡眠中にテストステロンという男性ホルモンが多く分泌されるためです。

テストステロンは、性衝動を起こし、勃起のスイッチを入れるという重要な働きを持ちます。このテストステロンを分泌させるためにも、毎日最低6~7時間の睡眠をとりましょう。

禁煙する

喫煙は動脈硬化や糖尿病を引き起こす要因になり、これらを発症すると勃起のための血液が陰茎まで行きわたらなくなります。

ED患者を診療する医療機関は、患者に禁煙指導を行うことが推奨されています。それほど禁煙は、EDの改善・予防に欠かせません。すぐに禁煙が難しい方は、ニコチンパッチや薬などで本数を減らすところから始めましょう。

ストレス対策

日々の生活の中でストレスを抱えている方は少なくないでしょう。
ストレスによって交感神経系が活性化され、血管が収縮されます。それによって十分な血液が陰茎へ流れなくなってしまいます。

また、慢性的なストレスは男性ホルモンであるテストステロンの分泌を抑制します。瞑想やヨガなどのリラクゼーション法を取り入れたり、趣味や好きなことに時間を使ったりしてストレス対策をしましょう。

まとめ

本記事では、ED改善に効果的なチントレについて解説しました。

今回ご紹介したトレーニングを行いながら、生活習慣を見直してEDの回復を目指しましょう。さらに効果を上げたいという方は自己流でするのではなく、ED専門の医療機関を受診し、相談することも大切です。

Y’s CLINIC MENは、男性専門の総合美容クリニックです。ED治療を含め、男性特有の身体のお悩みについても幅広く対応します。心と身体の両方のケアを大切にし、治療によって男性らしさと自信を取り戻せるようお手伝いします。

カウンセリングは無料で行っております。
Webの予約サイトからお申し込み可能ですので、ぜひ当院のED治療をご利用ください。

監修医情報

大阪医科大学卒業後、泌尿器科専門医としてキャリアを積み、国内外の先進的な医療機関で臨床と研究に従事。ハーバード大学での研究経験を持ち、抗加齢で注目されているNAD+に対する研究で博士号を取得。大阪医科薬科大学病院の診療准教授を経て、現在は大阪府済生会中津病院で泌尿器科部長を務め、患者様に高度な医療を提供しています。

資格/日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医・指導医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、日本移植学会 移植認定医など

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